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PPPoE(PPP over Ethernet)接続について

NTT東日本・NTT西日本のフレッツADSLおよび BフレッツサービスではPPPoE(PPP over Ethernet)というプロトコルを使用して接続を行ないます。PPPoE接続ではクライアント(ユーザ)側から接続先のプロバイダを自由に切り替えることができるというメリットがあります。PPPoE接続では宅内のルータ(BA512R、BA5000 SOHO等)とNTT東日本・西日本のIP網内の認証・振り分けを行なうサーバ(BAS:Broadband Access Server)との間をブリッジ接続し、PPP接続を行ないます。BASは「ユーザーID@プロバイダ識別子」という形式のユーザーアカウントにより、どのプロバイダへ接続するかを認識し、認証を行なった上で各プロバイダとの相互接続点へデータを振り分けて転送します。

 


以下でPPPoE接続の流れを説明します。

1.セッションの開始・確立

(1)ディスカバリステージ
ディスカバリステージはPPPoEセッションを確立するプロセスです。PPPoEのセッションは必ずクライアント(ルータ)側から開始します。まず、最初にルータはブリッジ接続したWAN側に向かってPADIパケットをブロードキャストパケットとして送出します。NTT東日本・西日本のIP通信網内のサーバ(BAS)はこれを受け取るとPADO信号を返します。続いてルータは返信のあったBASのMACアドレス宛てにユニキャストでPADR信号を送出します。BASはこれに対しセッションIDを付与したPADSパケット送出し、これをルータが受信するとディスカバリステージが終了しPPPoEのセッションが確立します。 次に以下に述べるPPPセッションステージへと進みます。





(2)PPPセッションステージ
PPPセッションステージはPPPセッションを確立するプロセスです。 この過程ではルータから送出されたユーザアカウント、パスワードによる認証を行い、認証をクリアすればIPアドレス(WAN側ポートIPアドレス)をルータに通知します。





一方、認証に失敗した場合はBAS側から切断処理を行ないます。





2.PPPoEセッションの終了

セッションを終了する場合はルータからTermination-Requestを送出しPPPセッションの開放を通知します。続いてPADTパケットを送出し、セッションを終了処理を行ないます。





3.PPPセッション状態の確認

ルータの電源をOFFにしたり, ADSL回線またはフレッツ網内の回線切断等で異常終了する場合以下の手順でセッションを終了します。
BASはLCP Echo Requestを60秒間隔で送出しPPPセッションの接続性を確認します。5回連続でルータから応答がなかった場合に60秒後にPADTを送出し、BASからセッションを切断処理を行ないます。即ち6分間はBASにおいてセッションがホールドされた状態になるということです。フレッツADSLやBフレッツ・ファミリータイプサービスでは同時に使用できるセッションは1つに限定されていますのでこの期間内はルータ側から新たにセッションを開始しても受け付けられません。したがって接続中にルータの電源を切断すると6分程度再接続できなくなります。これがいわゆる異常切断による接続の空白が発生する原因です。




一方、BAシリーズルータではルータ側からも20秒間隔でLCP Echo Requestを送出しPPPセッションの接続性の確認を行なっております。連続18回応答がない場合にルータからPADTパケットを送出し、セッション終了の処理を行ないます。(BA512Rのファームウェアバージョン6.14.02n build0065ではLCP Echo Requestに9秒間応答がない場合、ルータ側で切断処理を行なうためADSL回線のリンクダウン等が発生するとセッションを切断処理をしてしまいます。切断が頻繁に発生する場合は6.14.02n build0077にバージョンアップしてご使用ください。)




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