■導入事例概要
株式会社
関西スーパーマーケット
常務取締役
経営企画本部長
北野 裕昭氏
関西スーパーマーケットでは、1959年の創業以来、「安全・安心で品質のよい食材をお求め安い価格で提供する」という理念をもとに、消費者の生活を豊かにする商品を提供し、地域の人々に支持されてきました。
こうした安心・安全をモットーにした店舗運営を 陰で支えるのが店内に設置されている防犯用監視カメラです。このため以前から各店舗では、アナログカメラを設置して売り場の様子を録画してきましたが、さまざまな問題も顕在化していました。その課題について関西スーパーマーケットの北野裕昭氏は次のように話します。「売り場の死角をできるだけ少なくするためには、カメラの台数を増やす必要があります。しかしアナログ方式ではカメラの追加に合わせて録画装置も増設しなければならず、録画装置の場所と費用の問題がありました」
そこで同社では、WEBカメラの導入を検討。複数の事業者の製品・サービスを比較検討した結果、豊富な導入実績を持つNTT-MEの「WEBカメラインターネットサービス」を採用。店内に設置したカメラ画像をサーバーで蓄積できるようになり、アナログカメラの問題を解決しています。
■導入経緯
株式会社
関西スーパーマーケット
経営企画グループ
マネジャー
津谷 哲弘氏
関西スーパーマーケットでは、これまでの店舗の防犯対策としてアナログ方式の監視カメラを活用してきましたが、様々な課題もありました。まず挙げられるのが、カメラ台数の制約です。同社が導入していたアナログ方式は、1台の録画装置に対して設置できるカメラは最大8台まで。そのため各店舗では2台の録画装置と16台のアナログカメラを設置して店内を監視してきました。ところが防犯対策を強化するには16台のカメラでは足りず、もっと増やしてほしいという要望が店舗から寄せられていました。しかしカメラを増やすとなると録画装置の増設が必要となります。また運用上の課題もありました。従来の録画装置は各店舗にオフラインで設置されているため、万一の問題発生時には、店長が録画テープを巻き戻して映像を確認。本部側もリアルタイムに店舗の録画を確認できないことから、迅速性に欠ける上、録画テープをいちいち店舗から取り寄せなければならないといった手間もかかっていたのです。
こうしたアナログカメラの課題を解消するために、同社が着目したのがWEBカメラです。「店舗のニーズに応じてカメラ台数を変更・追加ができ、どこからでも簡単に画像を確認出来ることから、以前よりWEBカメラの導入を検討してきました」と北野裕昭氏は話します。
■導入の決め手
株式会社
関西スーパーマーケット
経営企画グループ
情報システムチーム
チームリーダー
谷川 研二氏
関西スーパーマーケットでは、WEBカメラの導入に向けて複数事業者の製品・サービスを比較・検討。その結果、店舗などで豊富な導入実績を持つNTT-MEの「WEBカメラインターネットサービス」を採用しました。「NTT-MEのサービスはカメラ台数に制約されることなく、店内に多数のカメラを設置できます。加えて市販のWEBカメラも利用できる汎用性もあります」と北野裕昭氏は語ります。
また、従来のアナログ方式と異なりWEBカメラはインターネットなどのネットワークを介して、画像の閲覧が容易に行えます。そのため「本部では必要に応じて店舗の様子を簡単に確認できます。さらに画像を蓄積するサーバーのカスタマイズにより、店舗ニーズに応じた柔軟な設定が可能なことも採用のポイントになりました」と関西スーパーマーケットの津谷哲弘氏は補足します。
■提供ソリューションの概要
西日本電信電話株式会社
兵庫支店
法人営業部 法人営業グループ
第二営業担当
桐本 和徳氏
NTT-MEの「WEBカメラインターネットサービス」はカメラで撮影した画像をサーバーに蓄積して、インターネットなどのネットワークを介して遠隔地からのパソコンのブラウザ上で画像の一覧表示が可能。またPCブラウザからの監視・カメラ操作・サーバーに蓄積された画像の閲覧と、蓄積画像をローカルPC上にダウンロードすることができます。同サービスは、手軽に利用できる「ASPサービス型」のほかに監視対象拠点にサーバーを設置する「サーバー導入型」があります。
「ASPサービス型」は蓄積サーバーが不要なため初期導入費用の抑制が可能。蓄積データーは、NTT-MEのデータセンターで安全に保管します。一方、「サーバー導入型」は画像の蓄積日数や蓄積コマ数に合わせたハードディスク構成等のカスタマイズができます。またどちらの場合でもお客様の用途に合わせたコンサルティングをはじめ、カメラ及び関連機器の調達や設置工事・各種設定・運用保守など一貫したワンストップソリューションを提供できることが当社の強みです」とNTT-MEの五十嵐正明は説明します。
関西スーパーマーケットでは、多数のカメラを多店舗に設置する事をはじめ、各店舗はインターネットに出ずに、各店舗および本社間に既存のグループアクセス網を使用する事などから、「サーバー導入型」を選択。店舗の新設や改装に合わせて設置を開始し、現在約10店舗で32台のカメラ画像の蓄積、WEBカメラ遠隔監視システムの導入されているサーバーが各店舗で稼働しています。エントリレベルのPCサーバを各店並列接続することで、大規模録画センターを低コストで構築可能です。また、 並列サーバはネットワーク上に分散して設置でき、全体を1つのシステムとして本社で管理できます。
株式会社
エヌ・ティ・ティ エムイー
カスタマサービス事業部
営業推進部門
営業担当課長代理
五十嵐 正明
店舗では営業時間中、2コマ/秒で映像を蓄積。閉店後の夜間はモーションセンサー機能を用い、カメラが人の動きを認識したときに映像を録画するなど、24時間の運用を行っています。また、金券やクレーム対応を行うサービスカウンターにはお金の判別まで出来る光学ズーム機能付のカメラを導入。詳細なライブ映像を遠隔地から音声とともに本部から確認し、画像を蓄積する等、適材適所にカメラを設置しています。「当社のサービスは、市販のNWカメラで主要なPanasonic、AXIS、Sony、MOBOTIXなど、多彩なWEBカメラ及びカメラサーバに対応していて、既存のカメラも組み合わせられることも特徴です。NWカメラはLAN配線を利用するため、配線コストが抑えられます。また、NWカメラの機種によっては、タイマー機能を使って、必要に応じ 日中は店内方向、夜は出入口方向というふうに自動的に撮影位置を変えたり、時間間隔を指定し、WEBカメラの自動首振りを行ったりといった事が可能です。この様な高度な機能を持ったNWカメラは高価になってしまいますが、当機能がカメラに備わっていないお手ごろなNWカメラでも、弊社のシステムを御利用頂く事によって、実現可能となります」とNTT-MEの鈴木由実子はWEBカメラインターネットサービスの利点を話します。
店舗の死角を減らすためには、カメラの設置場所も重要なポイントとなります。今回は関西スーパーマーケットを担当する西日本電信電話株式会社 兵庫支店とNTT-MEとが連携し、カメラを設置。「どこにカメラを設置すれば死角が減らせるか、NTT-MEの協力を得ながら検証し、店内の動線を熟知している店長に設置場所を確認してもらいました」と西日本電信電話株式会社 兵庫支店の桐本和徳氏は説明します。
■導入効果
株式会社
エヌ・ティ・ティ エムイー
カスタマサービス事業部
営業推進部門
鈴木 由実子
WEBカメラインターネットサービスの導入効果について、北野裕昭氏は「従来は多いところで16台のアナログカメラを設置していましたがWEBカメラでは32台に倍増。店内の死角を減らすとともに予算や用途に応じてカメラを選択できました」と話します。今回の導入ではアナログカメラを32台に増設する場合に比べて、コストの削減及び本部から遠隔モニタリングが可能になったことも大きなポイントです。従来のアナログ方式の場合、万一の問題発生時には、店舗の録画装置に録画されたビデオテープを本部に運び、目的の日時の映像を検索して再生確認していました。それに対し現在は既存の社内ネットワークを介して店舗のサーバーに接続。本部の担当者がID・パスワードでログイン後、店舗のカメラを遠隔操作して画像を確認したり、蓄積された画像をサムネイルで一覧表示するなど、手間なく検索・閲覧ができるようになりました。「直感的に操作ができ、特別な研修も不要です」と関西スーパーマーケットの谷川研二氏は評価します。
図 パソコン画面上に録画映像をサムネイルで一覧表示できるほか、高精細なカメラを使用すれば細かな動作も逃さずに録画可能。また、カレンダーで目的の日時の映像をワンクリックで再生するなど、直感的に操作ができる点も大きな特徴です。
■今後の展開
同社では、今後、新設する店舗のほか、既存店舗でもカメラ増設の要望が出ており改装時にサーバー導入型へ切り替えていく意向です。そしてWEBカメラは、店舗で実施している自動発注システムの動作検証にも活用。システムがうまく動作しているかどうか、本部から商品陳列棚の様子をライブ画像で把握することにより、担当者は確認のために店舗へ足
を運ばずに済みます。
将来は本部から各店舗のサーバーを、本部のサーバーで制御して一元管理するといった使い方も可能です。「そうした拡張性もNTT-MEのソリューションを採用した理由の一つです」と北野裕昭氏。安心・安全な商品を消費者へ届ける関西スーパーマーケットの店舗運営にNTT-MEのWEBカメラインターネットサービスが貢献しています。
【お客様プロフィール】
○株式会社 関西スーパーマーケット
○本社:兵庫県伊丹市中央5-3-38
○設立:1959年7月
○資本金:72億7733万円(2009年3月末現在)
○従業員数:社員1083名、パート他2351名
○事務所:兵庫県と大阪府で56店舗(2009年6月末現在)
○URL:
http://www.kansaisuper.co.jp
関西スーパーマーケットは創業以来、商品開発や鮮度保持のための設備什器、人材教育などにいち早く取り組み、スーパーマーケット業界にいくつものエポックを築いてきた。近年は、環境保全活動や社会貢献活動などにも積極的に取り組んでいる。