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平成15年1月30日

報道発表資料    
   
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
LANとインターネット間のVoIP通信を可能にする
VoIPボーダーコントローラ「VoiceFlowシリーズ」の販売開始について

〜VoIP通信の課題であった"NAT越え"を実現する製品を提供!〜
   

 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下 NTT-ME、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石川 宏)は、この度、米国カグー・ネットワークス社(以下 Kagoor社、本社:カリフォルニア州サンマテオ、CEO:オファー・カハナ)と提携し、従来不可能であったLANとインターネット間のVoIP(Voice over IP)通信を可能にするVoIPボーダーコントローラ「VoiceFlowシリーズ」の日本国内における総販売代理店になることで合意しました。NTT-MEは、Kagoor社の「VoiceFlowシリーズ」を、海外の優れたマルチメディアシステムを提供するME Global WAVEシリーズのラインナップに新たに追加して、平成15年1月31日(金)より、通信事業者や一般企業向けに販売を開始します。
 同シリーズは、処理能力が異なる3種類のハードウェアを用意し、利用者が少数の一般企業から数万ユーザを抱える通信事業者まで幅広いニーズに対応します。設置形態として、顧客設備内に設置するCPE(Customer Premises Equipment)型と、サービスプロバイダ及び通信事業者のネットワーク内部に設置しより付加価値の高いVoIPサービスの提供を可能にするNetwork−hosted型の2種類の柔軟な設置形態を持ち、VoIPを使ったさまざまなネットワーク環境で利用することができます。また、同シリーズは、VoIPにおけるSIPH.323MGCPの主要な3つのプロトコルに対応し、FirewallやNAT装置の内側にあるプライベートなネットワークとオープンでグローバルなインターネット等のネットワークとの間の通信を可能にするFirewall/NAT越え機能を持ち、VoIPに不可欠なQoSによるネットワーク制御およびネットワーク管理、VoIPトラフィックの監視、管理、ルート最適化等の機能を備え、企業およびサービスプロバイダや通信事業者のVoIPの円滑な導入を可能にします。

 
1. 背景
 
(1) VoIPの躍進
   昨今のADSLやFTTHなどの高速なブロードバンドアクセス網の低価格化と普及、および、VoIPプロトコルの 標準化の進展に伴い、IPネットワーク上で音声通信を行うIP電話サービスやIP上でのTV会議システムが、通信コストを削減して、時間や距離に制約されないメディアとして注目されています。

   
(2) VoIP通信の問題
   現在、世界的に不足しているグローバルIPアドレスを有効に活用するために、ほとんどの企業内ネットワークではインターネットとの接続の際に、社内LANにおいてNATによるアドレス変換を行うことでプライベートIPアドレスを使用しています。また悪意ある不正アクセスから社内のネットワークを守るため、今やほとんどの企業ではFirewallを利用しています。これらの装置は複雑なコネクションを行うVoIP通信を妨げるため、閉じたプライベートアドレス空間内でのみの通信か、あるいはグローバルなIPアドレスを持つ機器の間でのみのVoIP通信しかできませんでした。
 また、静止画やテキストを転送する従来のアプリケーションでは、データアクセスがあったときに突発的に大きな帯域を使用しますが、音声、ビデオ映像などを使うVoIPトラフィックはコンスタントに非常に大きな帯域を必要とするため、トラフィック特性が大きく異なります。そのためVoIPトラフィックを、その他のトラフィックと同じ様に使用すると、安定して満足のいくサービスを実現することができませんでした。

   
2. 本製品の特徴及びメリット
   VoiceFlowはFirewallで守られたプライベートなネットワークとオープンでグローバルなネットワークとの間のVoIP通信を実現し、VoIPに不可欠なQoSによるネットワーク制御およびネットワーク管理、VoIPトラフィックの監視、管理、ルート最適化等の機能を実現します。本製品を導入することで企業、サービスプロバイダ及び通信事業者はさまざまな用途に、より安定したVoIPネットワークを構築することができます。
 NTT−MEでは、通信事業者やインターネット・サービスプロバイダ、企業等向けに、VoiceFlowシリーズ製品の販売から設置工事・保守運用までをワンストップで行います。
   
3. 想定される利用事例
 
ブロードバンドユーザに対するIP電話サービス提供時
インターネット経由でのTV会議システム利用時
VoIP通信事業者間相互接続時
IP-Centrex/IP-PBXサービス提供時
インターネットを経由してのVoIPコンタクトセンタサービス提供時  等
   
4. 製品価格
 
VoiceFlow200 約70万円より
VoiceFlow1000 約460万円より
VoiceFlow3000 約3070万円より
 
5. 製品仕様
  別紙:製品仕様をご参照ください

   
6. 販売目標
  VoiceFlowシリーズの販売により、以下の販売を目指します。
 1年後 5億円  
 3年後 15億円 
 
7. その他
 
(1) VoiceFlowシリーズは、平成15年2月5日(水)〜7日(金)に幕張メッセにて開催される総合展示会「NET&COM2003」に出展する予定です。
(2) 2月13日(木)に東京・大手町の弊社プレゼンルームにて「VoIPボーダーコントローラ VoiceFlowテクニカルセミナー」を開催し、本製品及び本製品に関する技術の詳細な説明を行います。テクニカルセミナーの詳細情報及びお申込みはこちらのページをご参照ください。(登録制)
URL:http://nttiivs.ntt-me.co.jp/what/news2003/vfseminar.html
   
 

参考:
図1. IP-TV会議システムでの利用イメージ(CPE型)
図2. ブロードバンドIP電話サービスでの利用イメージ(Network-hosted型)
製品画像:VoiceFlow3000

   
 
<本件についてのお問い合わせ先>
NTT-ME
グローバルソリューション本部
MMNS部門
担当:真鍋、福岡、野口
電話:03-5956-9055 
E-mail:gns@ntt-me.co.jp
製品紹介URL:http://nttiivs.ntt-me.co.jp/mms/voiceflow/

カグー・ネットワークス社(Kagoor Networks)
   平成12年2月に米国カリフォルニア州サンマテオ(サンフランシスコ近郊)にて設立され、研究開発センタをイスラエル国Herziliyaに持ちます。平成13年6月よりVoiceFlowシリーズの出荷を行っており、VoIPネットワークのシームレスな接続を可能にするネットワークソリューションを提供しています。

 
   
VoIP(Voice over Internet Protocol)
 

 インターネット技術を使った音声通信。音声をIPプロトコルに変換し、IPネットワーク上で通信を行う技術です。

 
   
ME Global WAVE
   NTT-MEの国際マルチメディアシステム事業として、BroadBand&超高速光IPネット技術、CTI&リッチメディア・ワイヤレスコミュニケーションシステム技術、インターネット&セキュリティシステム技術、オプト・ナノエレクトロニクス技術を中心に、知識創造型グローバル企業へのソリューションを提供しています。
 ※「ME Global WAVE」ウェブサイト http://nttiivs.ntt-me.co.jp/
 
   
SIP(Session Initiation Protocol)
 

 標準化組織「IETF*」により、RFC3261にて定められている、通話制御プロトコルのひとつです。インターネット上での電話サービスなどで利用され、転送機能や発信者番号通知機能など、既存電話網に近い機能を備えるほか、接続に必要な時間が短い等の特長があります。

*IETF(International Engineering Task Force)
インターネット上で使われる各種プロトコル等を標準化した文章(RFC: Request For Comments)を発行する組織です。

 
   
H.323
 

 平成8年11月に、標準化組織「ITU-T*」により勧告化されたサービス品質が保証されないLAN上での音声・動画像・データ通信の端末を規定する通話制御プロトコルのひとつです。IP電話サービスや製品に広く採用されています。

*ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector)
国際電気通信連合の電気通信標準化部門で、電気通信関連の標準(勧告)を定める国際機関です。

 
   
MGCP(Media Gateway Control Protocol)
   通信事業者が、IP電話サービスを提供する際のプロトコルの1つです。既存電話網における交換機の機能をIPに代用させるといった特徴を持ち、呼の制御と送受信制御機能を分離したことで大規模な通信サービスにも対応可能で、既存電話網との親和性が高いプロトコルです。
 
NAT(Network Address Translation)
   不足しているグローバルIPアドレスを節約するために一つのグローバルなIPアドレスを複数のコンピュータで共有する技術です。LANで使用されるプライベートIPアドレスと、インターネット上のグローバルIPアドレスを変換することにより実現されます。

 
   
QoS(Quality of Service)
   一般に帯域幅、速度、遅延等のネットワークのサービス品質のことで、通信の品質を制御することや技術を指します。
 
   

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