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平成15年3月13日

報道発表資料    
   
株式会社ゼンリン
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー東北
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー北海道

株式会社ゼンリンと株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー、株式会社
エヌ・ティ・ティ エムイー東北及び株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー北海道
とのブロードバンド時代の新しいGIS事業展開における業務提携について

 株式会社ゼンリン(以下 ゼンリン、本社:北九州市、代表取締役社長:原田 康)と株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(以下NTT-ME、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石川 宏)、株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー東北(以下NTT-ME東北、本社:仙台市、代表取締役社長:板澤正登)及び株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー北海道(以下NTT-ME北海道、本社:札幌市、代表取締役社長:高橋茂夫)は、ブロードバンド時代に向けた事業展開において、国内外のGIS (*1)における新しい市場の創造、普及促進及び相互の事業の発展を目指して、包括的アライアンスに関する基本協定を本日締結いたしました。

1. 背景
   近年、GISに対する官公庁や民間企業の関心が急速に高まっており、地域情報提供などの住民サービス、通信設備などの設備管理、車両などの位置管理など、いろいろな分野で導入されています。また、一般の方々に最も身近なGISであるカーナビゲーションシステムについては本格的な普及期に入っています。こうした状況の中、ゼンリン及びNTT-ME3社は、それぞれの特徴を活かしたGISビジネスに取り組んでまいりました。

  ゼンリンは創業から半世紀余、全国の市区町村の住宅地図を発行する国内唯一の地図出版社として、居住者名、事業所名称などの自ら継続的にアップデートする詳細かつ膨大なコンテンツをベースに、GISやカーナビ向けに電子地図事業を展開しています。近年のブロードバンド環境の進展、ユビキタス(*2)ネットワーク社会への流れの中で、これまでに蓄積した豊富なコンテンツを活かしたネットワーク型の地図情報サービスや3Dデジタル地図の開発に取り組んでまいりましたが、今後さらにダイナミックな事業展開や新たな事業領域拡大を行っていくため、ビジネス開発やシステム開発で提携できるパートナーを探しておりました。
  一方、NTT-ME3社は、ブロードバンド時代の情報流通市場において通信基盤ネットワークの提供を通じて高品質で信頼性の高いサービスやソリューションで、お客様の要望に素早くお応えしてきております。GIS分野においても、平成12年10月より販売開始した東日本全域を網羅する電子地図データ(ME MAP (*3))を活用し、個々のお客様のニーズに合わせた各種GISソリューシヨンを提供してきまし たが、今後さらにNTTグループが推進するブロードバンド時代に適した新たなGISビジネスの創出にあたり、自らのシステム技術と共に電子地図上にリンクできる様々なコンテンツを保有した企業との提携を検討しておりました。
 そこで、ゼンリン及びNTT-ME3社は、今後のユビキタス環境、ブロードバンド化の新たな時代における新しいGISビジネスについて、それぞれがこれまでに蓄積した専門的ノウハウ及びサービスをフルに活用して、共同で調査、検討するとともに各社の販売チャネルを活かして互いに連携し販路拡大を図るため協業
することにしたものです。今回の協業の成果により、官公庁や産業界、一般向けの新しいGISの世界が創造され、国内外のGISの普及促進、関連する産業の発展、ひいてはゼンリン及びNTT-ME3社の事業領域拡大に大きく寄与することを期待しています。
2. 業務提携の内容
  (1) 国内外の新しいGIS市場創造に関する協力
    ゼンリン及びNTT-ME3社は、本提携の精神に則り、当面次のテーマについて商品企画の検討を開始します。

[3次元詳細マップの提供サービス]
これまでの電子地図は、地理的な位置を確認することを主たる目的としているため、地域的な広がりのある地形図を中心とした地図が主に利用されてきました。
  一方で、都市再開発の進展で地下街や建物群が大規模化してきており、これら の建造物の中で独立した活動空間を形成するようになり、建造物の中の場所が地形図上のそれと同様の地理的位置としての意味合いをもつようになってきています。これまでも雑誌類で地下街等のマップが存在してきましたが、地形図と同じような感覚でシームレスに利用でき、公共公益物件管理や位置情報サービスが可能となる詳細な電子地図のニーズが高まると期待されています。
 そこで地形図と建造物の図面の中間領域を担う3次元の詳細地図について、ニーズが顕在化したエリアを対象にそのデータベース整備と提供サービスの実用化について検討していきます。
(2) GISのインテグレーションに関する協力
   ゼンリンは主に電子地図の調製ノウハウを有し、NTT-ME3社は、地図の他、システム設計・構築・保守に関するSIノウハウやIP-VPN、広域イーサネットなどのIPネットワーク、データセンタ等の技術や資源を有しています。
 こうした双方の高度な専門的ノウハウや技術を活用し、それぞれの各社が抱えるソリューションビジネスにおいて、さらに付加価値の高いプロダクトを追求していきます。
  (3) 各社商品の相互代理店販売
  各社の電子地図、GISアプリケーションやネットワーク商品について、各社の営業チャンネル、販売体制、ノウハウ等を活かし、販売機会の拡充を図ります。
(4) 電子地図の整備及び現地調査のシステム化検討などに関する協力
  各社は、それぞれ広域の電子地図を保有しており、具体的なビジネス案件で
自社で不足する情報について相互に補完します。また、地図のメンテナンスに おいて最もコストがかかっている現地調査・情報入力作業を効率化するため、現地で調査情報を直接入力できる端末やシステムの開発等を共同で行います。
(5) ゼンリングループ内におけるIT環境整備に関する協力
  ゼンリングループ内におけるIT環境整備のため、NTT-ME3社は自社のパソコン、IPネットワークサービス等の提供やネットワークの設計・構築・保守について協力します。
(6) 地図分野における社会的共通課題検討に関する協力
  ゼンリンおよびNTT-ME3社は地図コンテンツのサプライヤとしてそれぞれ官公庁や民間企業へ提供してきましたが、一方、昨今地図コンテンツをとりまく法制度、標準規格等が目まぐるしく変化してきており、双方に共通するこれらの課題について、協力しながら研究、検討を行なっていきます。
3. 今後の予定
   各社は、本協定締結後、速やかに合同の推進プロジェクトを発足させ、新しい GIS市場創造に向けた検討を始め、すべての業務提携の内容について具体化を推進してまいります。

*1 GIS
  Geographic Information System 地理情報システム
*2 ユビキタス
  ユビキタスの語源はラテン語で「いつでもどこでも、あまねく存在する」という意味で、"ユビキタス環境"とは、だれもがいつでも、どこでもほしい情報が得られる環境を指しています。
*3 ME MAP
  全国を網羅したデジタル地図で、NTT-MEグループが随時収集する地形や家形の変化情報を反映しています。 住宅地では縮尺1/2500、山間部等では主に縮尺1/5000の精度 を有し、通信設備の管理や車両のロケーション管理、および施設案内等住民サービスを提供する地理情報システムで利用されています。

<補足>

■ 株式会社ゼンリン
所在地:福岡県北九州市小倉北区下到津1−1−10
代表者:代表取締役社長  原田 康
URL:http://www.zenrin.co.jp/
ゼンリンは、1948年に創業し、住宅地図を発行。現在、全国の市区町村の住宅地図を出版している。(「ゼンリン住宅地図」ブランドで市区町村の99.23%)
全国規模の各種地図データベースを自社で整備し、カーナビ用及びパソコン用地図ソフトを制作。また自治体や企業のGIS(地理情報システム)向けにも地図データベースやアプリケーションを提供。
「Zm@p on net」や「ゼンリン携帯マップ」など、子会社ゼンリンデータコムを通じて、地図のネット配信事業を推進している。
カーナビソフト分野では、'90年代後半より欧米、東アジアなど海外に事業を展開。
定義
  ゼンリングループとは以下の会社をいいます。
  @ 株式会社ゼンリン
A 株式会社ゼンリンプリンテックス
B 株式会社ゼンリン北陸
C 株式会社ダイケイ
D 株式会社ゼンリンデータコム
E 株式会社ジオ技術研究所
F 沖縄インターマップ株式会社
G 有限会社ゼンリン山陰
   
■ 株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー(NTT-ME)
所在地:東京都千代田区大手町2−2−2アーバンネット大手町ビル
代表者:代表取締役社長  石川 宏
URL:http://www.ntt-me.co.jp/
  「もっと、はやく、たしかに ブロードバンドで未来を創るNTT-ME」のキャッチフレーズのもと、特にBtoB,BtoBtoCマーケットに資源を集中し、各種IP電話、ネットワーク、地図データベースなどインフラからアプリケーションまでのサービスプラットホームとサポートをワンストップで提供する、事業者向けのブロードバンド事業を推進しています。
   
■株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー東北(NTT-ME東北)
所在地:宮城県仙台市青葉区昭和町1−37アルファプレイスビル
代表者:代表取締役社長  板澤 正登
URL:http://www.ntt-metohoku.co.jp/
  最新の情報技術を思いのままに活かせたら。そんなお客様のITへの様々なご要望にお応えするため、ME東北は地域密着型の最新・細心のサービス体制で、自治体や企業ネットワークシステムの提案
構築から保守のアフター支援に至るまで、トータルソリューションの提供を目指しています。
   
■株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー北海道(NTT-ME北海道)
所在地:北海道札幌市中央区宮の森2条1−1−52エムズ宮の森ビル
代表者:代表取締役社長  高橋 茂夫
URL:http://www.me-hokkaido.co.jp/
  「北海道のブロードバンドサービスを創る情報流通企業」として地図データベース、医療支援システムを始めとした各種ソリューション事業及びPCのセットアップ、電話サポートサービス事業などを3000人の技術者集団と全道20事業所で推進しています。

[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社ゼンリン
  福岡県北九州市小倉北区下到津1−1−10
  (電 話) 093−592−9056
(連絡先) 経営戦略室 部長  ア 一憲(つるさき かずのり)
    経営戦略室 広報担当部長 横山 裕之(よこやま ひろゆき)
     
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー
  東京都千代田区大手町1−6−1大手町ビル
  (電 話) 03−5200−4944
  (連絡先) 地図DB事業部門 部門長 長倉 恵一(ながくら けいいち)
  ★3月17日以降は次のようになります
東京都千代田区神田神保町1−105 神保町三井ビル
(電 話)03−5217−9111
     
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー東北
  宮城県仙台市青葉区昭和町1−37アルファプレイスビル
  (電 話) 022−717−0912
  (連絡先) ソリューションビジネス営業部 部長 谷々 正敏(やや まさとし)
     
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー北海道
  北海道札幌市中央区宮の森2条1−1−52エムズ宮の森ビル
  (電 話) 011−218−1421 
  (連絡先) ソリューション営業部門 部門長   加藤 希一(かとう きいち)