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平成15年3月14日

お知らせ    
   
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー

〜ISP事業者のユーザサポート時間の短縮を実現 「Visual(ビジュアル) IP(アイピー)InSight(インサイト) TM
企業や通信事業者のネットワーク管理を支援 「Visual(ビジュアル) UpTime(アップタイム)®」〜
ネットワーク管理ツールの販売開始について

 株式会社 エヌ・ティ・ティ エムイー(以下 NTT-ME、本社:東京都千代田区大手町、代表取締役社長:石川 宏)は、海外の優れたマルチメディアシステムを提供する「ME Global WAVE」(*1)シリーズのラインナップに、ネットワークマネージメント分野で米国最大のシェアを持つVisual Networks Inc. (以下 Visual社、本社:メリーランド州ロックビルPresident and CEO:Peter J. Minihane)(*2)が提供するネットワーク管理ツール「Visual IP InSightTM」と「Visual UpTime®」を新たに追加し、平成15年3月24日(月)より、ISP(インターネット・サービス・プロバイダ)、通信事業者や一般企業向けに販売を開始します。
 「Visual IP InSightTM」は、IPネットワークの管理ツールで、ユーザのパソコン(PC)にあらかじめ情報を収集する専用ソフト(エージェント)をインストールしておくことで自動的にユーザ側の接続先などの通信状況をセンタ側で記録・確認できることから、ISP事業者や企業のネットワーク管理者は的確なユーザサポート業務が行えます。あわせて、サポート対応時間の短縮も可能にします。
 「Visual UpTime®」は、フレームリレーやATMの基幹ネットワークを管理するためのトラヒックデータの収集・分析・レポート自動作成を行うトラヒック管理分析ツールで、一般企業や通信事業者はネットワークのエンド・エンドの情報を一括して収集できます。

1. 背景
  (1)  インターネットの普及によりユーザからISPへの様々な要求が拡大する中、各ISPは接続速度の高速化により新たな顧客確保を目指すだけでなく、サポート品質の向上を図り顧客満足度を高めることが重要な課題となっています。
 米国ではサポートセンタが顧客のトラブル処理時間の短縮を図るため、加入時にユーザのPCに専用ソフトをインストールしてもらい、ユーザのPCの通信接続状況をセンタ側で自動的に把握できるIPネットワーク管理ツールを使ったカスタマーケアーサービスを採用するISPが増加しています。
なかでも、「Visual IP InSightTM」は、米国で70%のシェアを確保しているほか、ヨーロッパ、アジア、オセアニアの大手ISPにカスタマーサービスのツールとして採用されています。
(2)  フレームリレーやATMを使ったWANやLANユーザからは、快適なネットワーク環境を求め帯域拡大を求める要望が出ることがあります。
快適なネットワーク環境を提供するためには、帯域拡大の要否や改善の必要性などに対する的確な判断や、ネットワーク設計の基礎となるトラヒックデータなど正確な各種ネットワーク情報の入手が不可欠です。企業のネットワーク管理者や通信事業者からは、コストをかけずにLAN/WAN内のそれらの情報を容易に入手できるツールを求める声が高まっています。
 「Visual UpTime®」は必要な情報が容易に収集できることから、米国の通信事業者の70% がレポートサービスに利用しています。
2. 「Visual IP InSightTM」 について
  (1) 概要
   本製品はネットワーク管理や的確なユーザサポート業務を支援するソフトウェアツールセットで、ユーザ側の情報を収集する「エージェント」と、センタ側に設置し情報を収集・蓄積・解析する「バックエンドサーバシステム」で構成され、サーバに収集された情報はWebベースのアプリケーションによりWeb上で容易に確認できます。利用形態は2種類あり、両者の混合利用も可能です。(詳細な装置構成については別紙図1参照)
 本製品の活用により、各ネットワークに接続されているPCの通信環境をセンタ側ではWeb上で容易に把握することができます。また、「エージェント」をインストールしたパソコンでは、試験機能を使ってユーザ自身でも容易にスループットや接続待ち受け時間等を確認することができます。
  @ 「バックエンドサーバシステム」と「エージェント」で構成
   センタ側にはバックエンドサーバシステムを用意し、ユーザ側の各PCにはエージェントをインストールすることにより利用いただけます。
 センタ側で通信状況を確認できるだけでなく、ユーザ自身でもエージェントを利用して、PCからのネットワークの稼働率、ダウンロード所要時間、接続・アプリケーション・全待ち受け時間、スループット等を容易に確認できるため、センタへの問い合わせを減少させることができます。
※本タイプは、主にISPサービスを運営している事業者などにご提案するものです。
  A 「バックエンドサーバシステム」と「ハード(ISE)」で構成
   センタ側のサーバには管理ソフトをインストールし、ユーザ側ではあらかじめエージェントを組み込んだ機器「ISE(IPサービス自動確認機器)」(*3)を各LAN上に設置することで、各PCにエージェントをインストールすることなくご利用いただけます。
※本タイプは、主にLANを構築している企業のネットワーク管理者などにご提案するものです。
   
  上記の@とAを組み合わせて同時に使用することも可能です。
(2) 特徴
  ネットワークの接続(e-mail、Web閲覧等)の都度、エージェントがネットワークを経由してユーザの接続状況をサーバへ記録します。このためISPやネットワーク管理者は、ユーザから接続不具合等の申告があった場合、センタ側でユーザの直前のネットワーク接続状況等を把握できることから、迅速に不具合の原因究明と的確なアドバイスが可能となります。
また、ユーザ情報だけでなく、IPネットワーク全体における各種プロトコルの使用状況も把握できるため、ネットワーク管理者がネットワーク利用傾向を分析する際にも役立ちます。
センタ側で把握できる主な内容は以下のとおりです。
・アクセスが成功していた時の設定と比較したユーザPCの変更状況
(管理画面内でハイライト表示)
ユーザの接続先電話番号/IPアドレス
接続の可否
接続に関係する所要時間
HDD/メモリの空き容量
使用モデム種別/設定情報
ネットワークやアクセスポイントの稼働率
スループット、帯域 等
(3) 想定される利用ユーザ
 
カスタマケアー(ユーザ対応)を充実させたいISP
不要な現場派遣を削減したいISP
自社ネットワークの稼動状況の確認および故障時の警報を設置して故障発生前に手を打って、ネットワーク運用停止を防止したい企業のネットワーク管理者
(4) 提供価格 
 
スターターキット ¥5,000,000〜 100エージェント+バックエンドサーバシステム一式(初期導入用)(100エージェントからの提供となります)
エージェントライセンス(追加用) ¥440〜¥8,600 発注数単位により変動
ISE ¥300,000〜 1台/エージェント機能を含みます
※ご要望によりバックエンド増設用のシステムレディーサーバをご用意いたします。
システムレディーサーバ ¥3,800,000〜 CPU、HD容量等により異なる4種類
※ 構成により価格は変動します。
3. 「Visual UpTime®」について
  (1) 概要
   フレームリレーやATMで構成されたネットワークのトラヒックデータの収集・分析・レポートの作成を行います。
 本製品は、ネットワークとユーザ設備の分岐点に設置してトラヒックデータをセンタに転送する機器ASE(データ収集装置)(*4)と、センタ側でASEから送られたデータの蓄積・分析・ネットワークの監視・レポート作成処理を行うソフトウェアPAM(運転性能状況実行管理データベース)(*5)、 PAM内のデータベースを閲覧するソフトウェアPAC(運転性能状況応用ソフトウェア)(*6)で構成されています。 (装置構成例は別紙図2参照)
(2) 特徴
   ネットワークのトラヒックデータの収集・分析をはじめ約80種類(*7)におよぶレポート様式を持ち必要に応じてレポート作成ができるため、一般企業や通信事業者のネットワーク管理者は、ユーザごとに、フレームリレー・ATMネットワークの効率的な設計の情報・提案、故障予知・故障分析等の資料を容易に作成でき、これまで以上にユーザを満足させるネットワーク環境を提供できます。ネットワークにアクセス可能であればどこからでも故障分析や支援が可能なため、技術者の効率的な配置が可能です。
(3) 想定される利用ユーザ
 
フレームリレーやATMサービスのネットワークトラヒックマネージメントを充実させたい通信事業者
ネットワーク故障対応、解析等を迅速にかつ確実に行いたい通信事業者
フレームリレーやATMサービスの使用状況レポートやネットワーク設計の基礎資料がほしい通信事業者やネットワーク管理者
トラヒックデータを収集してネットワークの効率的な利用促進をしたい通信事業者やネットワーク管理者
レポートサービスをユーザに提供して信頼性の向上をしたい通信事業者やネットワーク管理者
試験機の機能を活用して、故障分析等に高価な試験機の運搬を不要にしたい通信事業者
高スキル技能者の効率的な配置を行いたい通信事業者やネットワーク管理者
(4) 提供価格
 
PAM ¥5,600,000〜 5PACライセンスを予め含みます/
ASE50台監視の場合
PACライセンス増設用 ¥1,600,000〜 5台または10台単位で増設可能
ASE ¥490,000〜 接続速度、ポート種別により異なります
※ 構成により価格は変動します。
4. 販売目標
   NTT−MEでは、VIsual社製品の販売により、
平成15年度  5億円 
平成17年度 15億円
の売上を見込んでいます。
5. その他
  (1) Visual社が推進するプロジェクト「MIVPP」(*8)(Visual社と関連製品を持つ各社との連携)による他社製品との提携により、「Visual IP InSightTM」および「Visual UpTime®」は適用範囲を拡大しています。MIVPPの推進により、NTT-MEでも取り扱っているATMネットワーク多重化アクセス装置「IAC-3/2Aシリーズ」(*9)には、あらかじめ「Visual UpTime®」を活用できるASE機能が盛り込まれました。Cisco社のATMルータともすでに連携が可能で、本年にはフレームリレー製品にも対応するほか、主要なネットワーク装置メーカも連携製品を開発中です。NTT-MEでは本プロジェクトに対応する製品とあわせて、「Visual IP InSightTM」および「Visual UpTime®」の販売を積極的に展開していきます。
  (2) 「Visual IP InSightTM」および「Visual UpTime®」はデモンストレーション環境を常設しております。随時、小規模のセミナーを実施しておりますので下記までご連絡いただけますようお願い申し上げます。 ご希望があればユーザの実際のネットワーク環境でのフィールドデモンストレーションも可能です。

*1 ME Global WAVE
   NTT-MEの国際マルチメディアシステム事業として、BroadBand&超高速光IPネット技術、CTI&リッチメディア・ワイヤレスコミュニケーションシステム技術、インターネット&セキュリティシステム技術、オプト・ナノエレクトロニクス技術を中心に、知識創造型グローバル企業へのソリューションを提供しています。
 ※「ME Global WAVE」ウェブサイト http://nttiivs.ntt-me.co.jp/
*2 VISUAL NETWORKS Inc.
  1993年創立、本社をメリーランド州ロックビルに置き、ストウファー氏(Scott E. Stouffer:Chairman of the Board of Directors)により創業しました。現在、ミニハーン氏(Peter J. Minihane)がCEOを勤めNASDAQ(VNWK)にも上場しています。
ネットワークマネージメントソリューションを、米国大手のISP、AT&T、ベライゾン(Verizon:US東北部、NY, DC等の地域ベル電話会社)、スプリント(Sprint)、ワールドコム(WorldCom/UU-Net)等の通信事業者を含む、2500社にも上る企業に採用され30万事業所に配備されているVisual UpTime®があります。米国大手の通信事業者によるATM・フレームリレーネットワークのレポートサービスに利用されユーザからの絶大な信頼を得ております。
またVisual IP InSightTMは、ネットワーク運用管理確認アプリケーションとして大手のISP、通信事業者、企業が採用しています。現在、4千万のエージェントが配布されており、現在2千5百万が稼動中です。
*3 ISE(IP Service Element;IPサービス自動確認機器)
  エージェントを内蔵したハードウェアで、LANのネットワークやDSLAMに接続することで自動的にネットワークの稼動確認や試験実施可能な装置、適切な場所に配置することにより常時ネットワークの稼動状況を把握可能です。ネットワークやアクセスポイントの稼働率、ダウンロード所要時間、接続待ち受け時間、アプリケーション待ち受け時間、全待ち受け時間、スループット等を常時自動確認することにより、ネットワークの状況を常に把握可能です。
*4 ASE(Analysis Service Element;データ収集装置)
  ネットワークとユーザ装置の分岐点に挿入し、ATMセル(FRパケットも可能)の分析を行います。両端に取り付けた場合、ネットワーク内のラウンドトリップタイムの計測等も可能になります。ASEは2日分のデータを1秒単位で蓄積可能で、毎日、設定された時間にPAMに向け自動データ転送を行います。ATM網対応としてDS-3、E3の物理モジュールタイプが発表されています。フレームリレー網対応は、T1、E1、T1/E1 IMA、V35、HSSI、DS-3、E3、OC-3の物理モジュールタイプが発表されています。日本国内対応製品としては、インラインタイプが適用可能です。使用帯域により25種類のタイプを準備しております。
*5 PAM(Performance Archive Manager;運転性能状況実行管理データベース)
  PAMにはLT(ロングタームデータベース)52週間分のデータとST(ショートタイムデータベース)2週間分のデータを蓄積可能で、PACからアクセスし、リアルタイムの故障分析、ネットワークの監視及びレポート作成処理等を行うことが可能です。

*6

PAC(Platform Applicable Clients;運転性能状況応用ソフトウェア)
  PAM内のデータベースの分析、レポート作成、リアルタイムネットワーク監視等の端末であり、当初5ライセンスが含まれています。接続可能数はPAMの契約ライセンス数によります。PACライセンスは、必要に応じ5PACライセンス、10PACライセンス単位での追加および無制限タイプを提供可能です。また、故障分析の際に、測定器を現地に持ち込む必要がなくなり、高価な測定器の移動による故障や損傷を回避できます。また同時に数ヶ所から同じデータを閲覧することが可能で、障害分析や故障修理に威力を発揮します。使用可能なプラットフォームは、Windows98、2000、ME、XPの動作するPCです。
同時に複数のPACがアクセスできることから、故障修理等に高スキルの技術者のアドバイスがリアルタイムで可能になり、ネットワーク運用管理の費用削減、提供サービス品質の向上が可能となります。
*7 80種類のレポート
   レポートには標準(スタンダード)とエグゼクティブの2つのタイプが用意されており、CSV形式でのデータをファイルに転送可能で、表計算ソフトやデータベースソフトを使用して、カスタマイズした表やグラフの作成も可能です。
 主なレポートとして、ATMのサービス品質(QoS)や、VC毎の情報、アクセスチャネルの情報やどのような問題が発生しているか、インターネットのプロトコル毎の情報やエンド・エンドのサービス状況等をあらかじめ用意されたレポート形式により容易に取得することが可能です。また、日、週、月、複数月単位のレポート形式も準備されております。
*8 MIVPP(Make It Visual Partner Program)
  IP、FR、ATMを有する他社の装置にVisual UpTime®やVisual IP InSightTMと接続できる機能を提供し、それぞれの特徴を連携して最大限活用できるインフラストラクチャーを提供するVisual Networks社のプロジェクトです。
本参加企業の製品と接続してデータ収集を行う場合、ライセンス費用が必要になります。
*9 IAC-3/IAC-2A シリーズ
  本シリーズは、NTT-MEで1997年発売以来、ATMネットワーク多重化アクセス装置として、安定した運用と故障の少ない実績により既に日本国内の通信事業者、ISP、ASP、金融機関、保険会社、自動車製造会社、各種企業の基幹ネットワークへの導入実績があります。ATMネットワーク多重化アクセス装置として、高い信頼性と故障の少ない安定した運用実績で、ATM網(フレームリレー網を含む)接続装置として日本国内で1700台導入され現在も継続した導入実績を誇ります。音声やデータそれぞれの要求するQoSに基づきVP単位のみでなくVC単位に帯域制御・優先制御も可能であり高信頼性かつ効率的なネットワークを実現します。

(商品紹介ページ http://nttiivs.ntt-me.co.jp/mms/atm/atm1.html)



[本件に関するお問い合わせ先]
グローバルソリューション本部 
マルチメディアネットワークシステム(MMNS)部門
担当者:本多、松本、福岡、野口
Tel:03-5956-9055 Fax:03-5979-7522
URL:http://nttiivs.ntt-me.co.jp
E-mail:gns@ntt-me.co.jp