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平成15年6月25日

報道発表資料    
   
旭硝子株式会社
ユーディテック・ジャパン株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ エムイー

「IP電話端末用UPnPTM開発ツールキット」の販売開始について
〜IP電話端末にUPnPTM機能を短期間で経済的に実装可能!〜

 株式会社エヌ・ティ・ティ・エムイー(以下NTT-ME、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石川 宏)は、ユーディテック・ジャパン株式会社(以下 UDTech、本社:東京都中央区、代表取締役社長:根本寿和)(*1)と共同で開発した「IP電話端末用UPnPTM 開発ツールキット」(以下本キット)を旭硝子株式会社(以下 旭硝子、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:石津進也)(*2)を総販売代理店として平成15年6月30日(月)より販売開始します。
 本キットは、家庭内LANのプラグ&プレイ仕様として現在広く普及しているユニバーサル・プラグ&プレイ(Universal Plug & Play、以下UPnPTM)(*3)機能をIP電話端末への実装する際に使用されるソフトウェア開発キット(以下SDK)です。
 UPnPTMを実装したIP電話端末とUPnPTM対応のルータとを接続することにより、ルータ等の内側にあるプライベートなネットワークとオープンでグローバルなインターネット等のネットワークとの間の通信を可能にするNATトラバーサル(*4)の実現や複数のIP電話端末で同時利用を実現することができるなど、家庭内でのIP電話の利用性が飛躍的に向上します。
 UPnPTMはこうした特徴がありますが、本キットの使用により、IP電話メーカ等は、自主開発する場合と比較して、開発稼動及び費用の大幅な削減が図られます。

1. 本キットの概要と特徴
 UPnPTM機能をIP電話端末に実装することにより主に以下の特徴があります。
  (1) IP電話端末をIPアドレスを変換する機器(ルータ等)の配下に接続した場合、ネットワークに接続できなくなるという問題がありますが、UPnPTMによりアドレス情報をルータからIP電話端末へ通知することにより、これを解決することができます。(NATトラバーサルの実現)
  (2) IP電話端末とルータ間で使用するポートをUPnPTMにより自動的に設定することにより、グローバルIPアドレスが一つの回線契約で複数台のIP電話端末を同時に利用することができます。
※事業者が対応している必要があります。
  (3) プラグ&プレイで動作するため、IP電話端末へのIPアドレスの設定、ルータの静的IPマスカレードテーブル(*5)の設定等が不要となりIP電話端末の設置を容易に行うことができます。
 本キットは、これまでは、一部のソフトフォン(*6)にしか実装されていなかったUPnPTM機能をIP電話端末へ実装することを可能とするもので、本キットの使用により、IP電話メーカ等は、自主開発する場合と比較して開発稼動及び費用の大幅な削減が図られます。
 また本キットの提供範囲は、UPnPTMInternet Gateway Device(以下IGD) (*7) ver1.0に準拠したControl Point(*8)の機能をSIP(*9)対応IP電話端末に実装する際に必要となる以下の機能となります。
  (1) IGDの探索
  (2) IGDからの情報の取得
  (3) SIP呼制御用ポート、RTP(*10)メディア用ポートのマッピング設定
 
 
2. 想定される利用ユーザ
 ・IP電話端末・VoIPターミナルアダプタ・ソフトフォンを開発されているメーカー
 ・VoIP用チップセットを開発されているメーカー
 
3. 提供価格
 利用OS、構成により異なりますので詳細につきましては下記お問い合わせ先にご連絡下さい。
 
4. 提供エリア
 全国(海外でもご利用可能です。)
 
5. 提供開始時期
 平成15年6月30日(月)
 
6. 各社の役割
 旭硝子        :  本開発ツールキットの販売
 UDTech、 NTT-ME :  本開発ツールキットの企画及び開発
 
7. 売上目標
 1年後には5千万円、3年後には2億円の売上を予定しております。
 
8. 今後の予定
 今後UPnPTMの仕様がバージョンアップのされる際には本開発ツールキットもバージョンアップを行う予定です。また、ブロードバンドルータ機器用のSDK等のラインナップを順次追加していきます。
 
 
 
<本件についての問い合わせ先>
旭硝子株式会社
広報室長 川上 真一
担当:波多野
電話:03-3218-5915
Email:info-pr@om.agc.co.jp

ユーディテック・ジャパン株式会社
担当:内田
電話:03-5614-5577

株式会社 エヌ・ティ・ティ エムイー
ブロードバンドビジネス本部
ネオモバイル事業カンパニー
担当:吉田
電話:03-5217-9101

 


*1 ユーディテック・ジャパン株式会社
   ユーディテック・ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、社長:根本寿和)は、通信やネットワークをベースとする様々なプロダクトやサービスの製品化、商品化をサポートするテクノロジサービスプロバイダです。多種多様な製品の設計開発を通じて得た豊富な経験やノウハウと、自社オリジナルのソリューションにより、IP電話対応ブロードバンドルータなどのネットワーク機器からIPsecなどのセキュリティプロトコルに至るまで、設計・開発・製造・ライセンス供与などの一連のサービスを提供しています。
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*2 旭硝子株式会社
   旭硝子株式会社(本社:東京都千代田区、社長:石津進也)は、1907年に創立。建築用板ガラス、自動車用ガラス、ブラウン管や液晶、PDP等のディスプレイ用ガラスおよび化学事業へと事業を拡大し、ガラスの素材加工技術を活かして、電子事業分野へも参入しています。現在日本を含め25カ国に200の連結子会社を擁してグローバルな事業運営を展開しています。
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*3 UPnPTM(ユービーエヌピー:Universal Plug & Play)
   UPnPTM(Universal Plug & Play)は、TCP/IPベースでネットワークデバイスの自動検出や情報交換などを行う技術です。UPnPTMに対応するネットワークアプリケーションには、Windows Messenger(Version4.6以降)やMSN Messenger(Version4.6以降)があります。UPnP Forumによって仕様が策定されています。
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*4 NATトラバーサル
   IP電話端末をIPアドレスを変換する機器(ルータ等)の配下に接続した場合、ネットワークに接続できなくなるという問題がありますが、これを解決することを「NAT(Network Address Translation)トラバーサル」または「NAT越え」といいます。
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*5 静的IPマスカレードテーブル
   ブロードバンドルータに設定する、プロトコル、ポート番号と転送先ローカルアドレスのマッピングを示したテーブルのことです。
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*6 ソフトフォン
   PCやPDA上で動作するIP電話のアプリケーションソフトのことです。
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*7 Internet Gateway Device
   UPnPTM Forumにおいて規定される、インターネットへの接続する際のゲートウェイとなる機器(ルータ等)に適用されるUPnPTMの仕様です。
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*8 Control Point
   UPnPTMではネットワーク上で何らかの機能を持つホスト(機器)をDevice、Deviceの機能を利用するホスト (機器)Control Pointとして規定します。
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*9 SIP(Session Initiation Protocol)
   IP電話の呼制御を行うためのプロトコルです。IETFにおいてRFC3261として規定されています。
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*10 RTP(Real-time Transport Protocol)
   音声や動画のデータをリアルタイムに送受信するためのトランスポート層のプロトコルです。IETFにおいてRFC1889として規定されています。
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*11 Firmware
   IP電話端末のソフトウェアのことです。
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*12 API (エーピーアイ:Application Program Interface):
   あるプラットフォームや(OSやミドルウエア)向けのソフトウエアを開発する際に使用可能なコマンドや関数群のことです。
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*13 Network Socket
   API ネットワークを利用してデータを送受信するためのAPI UNIX系OSのシステムコールのことです。
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*14 I/F
   Interface(インターフェース)の略です。
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*15 SIP Proxy Server
   SIP-UA(ユーザーエージェント)クライアントからのリクエストを、次のサーバまたはUAS(ユーザーエージェントサーバー)に転送するためのサーバです。
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*16 SIP Register Server
   SIP-UA(ユーザーエージェント)クライアントからの、現在の位置を登録するREGISTERリクエストを受け取るサーバーです。
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