Interview#安全の共創

「技術で人の役に立つ仕事がしたい」と思い、工業高校の電子科を選び、通信技術を学んでいました。そんな中で、NTT-MEのインターンシップに行ったのが志望のきっかけです。通信の奥深さを知り、通信設備を守る先輩社員のかっこいい姿を見て、「私もスキルを上げてお客さまの通信を守りたい！」と感じました。自分の技術で、電話やインターネットが使えず困っているお客さまを一人でも減らしたい。そう強く思ったことを覚えています。入社後は、念願だった通信設備のメンテナンスや修理の仕事に取り組みました。現場でお客さまの通信を守る、やりがいのある業務です。現在は、現場のメンバー一人ひとりが安全に業務できるように、サービスセンタ全体の業務内容や備品のチェック、安全向上のための講習会の企画・運営を行っています。

後輩のむずかしい質問にも的確に答えられたときに、自分の成長を感じます。現在の業務についてからは、新入社員に仕事のやり方や安全について教える機会が増えました。先輩に教わる立場から教える立場へと180度変わり、そんな責任の重い役目が果たして自分に務まるのだろうかと不安でした。ところが、手探りしながらできるだけ丁寧に教えようと取り組むなかで、後輩たちが真剣に話を聞き、一生懸命メモをとる姿を見て、「頼りがいのある先輩になれるように頑張りたい」と、考え方が変化していきました。次第に教えることにも自信がつき、質問にしっかり答えられることに達成感を感じています。

エリアや部署の枠を超えた「オンサイト未来プロジェクト」に参加しています。このプロジェクトは元々、男性中心でつくられてきた現場環境を、女性の目線を加えて改善していくという活動でした。現在は男女関係なく、みんなが働きやすい職場づくりを目標にしています。東日本各県域から様々な職種や立場のメンバーが参加しており、多くの人を巻き込みながら、いろんなアイデアを現実化しています。例えば、高所作業用のバケット車の作業台に被せるテントを開発し、雨天時にも精密機器を扱えるようにするなどの改善を施しました。私は他の業務で経験していた動画作成のノウハウを活かして、テントの使い方の解説動画をつくりました。これからもより広い視点で、現場力につながるアイデアを出してみんなの力で安全を追求していきたいと思っています。