錦織 奏司|社員を知る

Interview#あたりまえの日常を支える

より安全に、より効率的に、
ビッグデータを社会のために。

Network錦織 奏司(2010 年入社)

Soshi Nishigori

設備マネジメント部
ネットワークオペレーションセンタ

ホープ

仕事の面白さは?

現場業務から、アプリ開発まで。

入社後、希望していた直接設備にふれられる仕事を通じ、通信を守る役目に充実感を感じていましたが、入社6年目に転機が訪れました。それは、日常業務とは違う、データ分析やそれを元にした問題点の抽出、解決方法の提案を手探りで取り組んだこと。それまで関わることのなかったデータマイニングやアプリ開発などを学ぶ機会となり、そこで自分の興味や適性にも気づくことができました。現在はネットワークオペレーションを補助するシステム開発に取り組んでいます。最近開発したのは、故障トラブルの原因をリモートで探り、現地作業員の手配までを自動化するシステム。ベテラン社員からも使いやすいと好評で、年間約1660時間分の作業時間短縮を実現しました。

印象的な出来事は?

社会の大切なインフラを守っているという実感。

関東を襲った台風によって発生した大規模な停電への対応です。NTTビルも停電の影響を受け、広い範囲で電気通信サービスが途切れてしまいました。当時、私が担当していたのがNTTビル間に信号伝達する装置の保守業務でしたが、NTTビルの停電により、停電が発生していないエリアでもサービスが中断する現象が起きていました。どこの装置が故障しているかという現状の把握もむずかしい状況です。いち早くお客さまが通信を使えるように、台風が過ぎ去った直後に修理作業に取り掛かる必要があります。そのために、チームメンバーと連携し、夜を徹して故障原因の究明と非常用電力復旧の作業の優先順位を策定しました。大切なインフラを守っていると、あらためて実感した瞬間です。

今後挑戦したいことは?

誰もやっていない領域へ、踏み出す。

私が所属する部署には、東日本全域からシステム上の様々なデータが集まってきます。この膨大なビッグデータには途方もないポテンシャルが秘められていると思います。私はAIの中の機械学習技術であるディープラーニングでデータを活用し、保守業務のオペレーションの仕組みの改善に取り組んでみたいと思っています。データを解析し、その結果を生かしてアプリを開発する。それによってオペレーションがさらに効率化でき、通信がより安全につながった状態を保つことに寄与できます。その実現のために、確率・統計やプログラミングなどを日々勉強中です。誰もやっていない領域だけにハードルは高いですが、それだけ挑戦しがいがあるし、やり遂げたときの達成感は、とても大きなものになるはずです。

PRIVATE COLUMN

毎月1回のスキューバダイビング。

入社後、同期社員に誘われてスキューバダイビングを始めました。準備している時から仕事のことは忘れ、海中の神秘的な風景と心地よい疲労感によって心身がリフレッシュされます。また新しい気持ちで出社できるので、仕事の能率向上にも役立っていると思います。