Interview#チームが挑戦できる環境づくり
地域のことを考える、
最高のチームをつくりたい。
Makoto Yokouchi
東京ブロック統括本部 東京南エリア統括部
サービスセンタ
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携わったプロジェクトは?
- 地域の安全を守るために。
伊豆大島から小笠原諸島まで、伊豆七島の設備を保守する仕事のマネージャとして、八丈島に2年間赴任しました。そのときに地域活性化・地域貢献の一環として、小学校向けの防災授業を企画しました。伊豆七島は台風による災害が頻発する地域なので、島民には高い防災意識が根付いています。そこで、災害発生時の避難や復旧訓練など地域の特性に合った独自の防災訓練を実施しました。災害への備えとして実際的に役立ち、かつNTT-MEの事業を理解してもらう画期的な取り組みになったと思います。さらに、各支店合同で実施した「アクセス合同災害復旧訓練」も達成感を覚えたプロジェクトです。倒れた電柱をいかに復旧するか、修理方針の検討から破損物品の撤去、設備と配線の新設など、開通までを実際に行います。通常は、島嶼部以外では建設業務は協力会社が実作業を担当するため、一貫した復旧のノウハウを持った社員は多くはありません。地域の安全を守るためには、技術者としてのスキルアップとその継承が不可欠だと考えて発案した施策です。参加者からは自信につながったと、大きな反響をいただきました。
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仕事の面白さは?
- 一人ではできないことが、チームならできる。
チーム一丸となって目標に向かうことで、大きな成果を上げられる。それがNTT-MEで働く醍醐味だと思います。その気づきを得たのは東日本大震災での経験です。バケット車で瓦礫だらけの被災地に入ると、少年が車の前に立ちはだかり、泣きながら「おばあちゃんが心配だから電話を直してほしい」と訴えます。ところが、圧倒的な被害を前に、少年のためだけの対応を優先するわけにもいかず、私は無力感に打ちのめされました。それまでの私は現場に必要な一通りのスキルは身につけていると思っていましたが、想定外の状況では自分一人では何もできないと痛感したのです。しかし、一人ひとりの力は小さくても、社員たちが連携すると大きなうねりを生み出し、一人のときとは比べ物にならないほど大きな力を発揮できます。重要なのは、社員一人ひとりが何をすれば地域にとって最も貢献できるかを自ら考え、その実現のために他の社員と連携して行動すること。管理者はそのサポートに尽力する。私はプロジェクトを推進するにあたり、社員一人ひとりが考え、挑戦する環境をつくることを最も大切にしています。
PRIVATE COLUMN
ゴルフも、やるなら徹底的に。趣味でも目標設定して達成するまで絶対やり続けるというルールを自分に課しています。ゴルフでは後輩にコテンパンに負けたのが悔しく、「100切り」を目標に練習に打ち込みました。2年で90切りを実現し、徹底的にやり切ることの大切さを実感しています。